男「やっちまった！はねちまった！」 : 速報Ｒ

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男「やっちまった！はねちまった！」

元ソース
http://hayabusa3.2ch.net/test/read.cgi/news4viptasu/1360157963/

1 ：忍法帖【Lv=40,xxxPT】：2013/02/06(水) 22:39:23.53 ID:vXgX4CRi0

キィーッ

男「やべえよ、早く助けないと！」

アセアセ

男「狐をはねちまったか！幸い怪我は酷くないが、子狐じゃないか！」ビックリ

男「とりあえず、連れて帰ろう」

ガチャ、バタン

2 ： 名も無き被検体774号+：2013/02/06(水) 22:40:48.58 ID:K3jkgO660

なんだこの擬音使いw

4 ： 名も無き被検体774号+：2013/02/06(水) 22:50:06.88 ID:vXgX4CRi0

>>2

初めてなんだ、読みにくいだろうが許して

男「今は23時18分か。。。

夜まで山に篭るんじゃなかったなぁ」

男「でもなぁ、

瞑想しないと気分悪いしなぁ

と、いけねえ！今はこいつが優先だ！」

ピクッ

男「お？目を冷ましたのか

幸い怪我は酷くないぞ

済まなかったな明日病院につれていってやるからな」

狐(何だ、こいつの態度は私をはねといて)

狐(こいつが寝た時に寝首を掻いてやろう)

ニシシww

狐は眠った

3 ： 名も無き被検体774号+：2013/02/06(水) 22:47:12.82 ID:9Oe9NNBV0

これはきたい

5 ： 名も無き被検体774号+：2013/02/06(水) 22:51:54.75 ID:CR59ZDOp0

狐がヒロインか

6 ： 名も無き被検体774号+：2013/02/06(水) 22:54:29.21 ID:K3jkgO660

がんばれ祇園使い

7 ： 名も無き被検体774号+：2013/02/06(水) 23:01:14.52 ID:vXgX4CRi0

男「何か不穏な空気を感じたが、

まいいか」

男「しばらく世話してやらんといかんし、

大体狐ってなに食うんだ？

鳥獣保護法にかからんのかな?

まぁ、その辺は明日聞くか

取り敢えずこいつを温めてやらんと」

男は、独り言をつぶやきながら、

家に帰った

男「おい、起きろ

ついたぞ」

狐(眠い、アホかお前は)

男「まぁ、いいや。風呂場直行だな」

ダキッ、テクテク

狐(何だ？！離せよ！)ギャーギャー

男「暴れるんじゃねぇ！！！」←般若の顔

ビクッ

狐(何だよ、今のおぞましい感じは)

狐(逆らったら、ヤバイな

言うこと聞いとこう)

男(おとなしくなったな。

俺って凄え！)

8 ： 名も無き被検体774号+：2013/02/06(水) 23:24:18.98 ID:vXgX4CRi0

男「こいつ臭いし、風呂いれておくか」

テクテク

男「よおし、久々の裸の付き合いだ！」

男(何か俺って本格的に悲しい奴になってきたな)

狐(何だ？！皮を脱ぎ出したぞ⁈)

狐(それより何だ？！この水は？！暖かいぞ？！)

狐(おい、お前は何で丸いものを近づけてくる？)

ザッパーン

狐「ウォーン！」

男「おぉ！喜んどる！よっしゃもう一丁！」

ザッパー

狐「ウォー！」

狐(やめろ、アホんだら！)

ザッパー

狐(逃げろ！

？

逃げ道がねぇ！)

ザッパー

狐「ウォー！」

男「そうかそうか、そんなに嬉しいか！」

ザッパー

狐(耐えるしかないのか…_|-|O

しかもこいつ、私が声をあげるたびに笑ってやがる)

ザッパー

狐「ウォー！」

男「よし、これで十分だろ」

ダキッ

狐(うお？！何をする！)

ゴシゴシ

男「へいへいほー♪」

ゴシゴシ

狐(あぁ、何だか心地いい)

男「へいへいほー♪

ん？お前メスなのか」

狐(へいへいほー♪)「くぅーん」

男「言葉が分かればなぁ」

狐(何だって？)

男「よし、流すか」

ザッパー

狐(ウォー！)

9 ： 名も無き被検体774号+ [age]：2013/02/06(水) 23:27:49.30 ID:vXgX4CRi0

狐(ひどい目にあった…

人間て恐ろしい)

ヘロヘロ、パタン

男「ふぅー気持ちよかった」

男「寝るか、おい、狐」

男「寝るぞ

ん？

もう寝たのか」

狐「スゥスゥ」

その日、男と狐は眠りについた

12 ： 名も無き被検体774号+：2013/02/06(水) 23:34:05.39 ID:mGoa+Zvv0

これは支援

13 ： 名も無き被検体774号+：2013/02/06(水) 23:34:27.40 ID:43AQJtm90

これは良スレ

15 ： ◆lUykKY/81I ：2013/02/06(水) 23:41:20.08 ID:vXgX4CRi0

翌日

男「あぁ、よく寝たわ

さてと、チャチャっと為替やって

狐を病院に連れてくかな」

狐「すぅすぅ」

3時間後

男「あぁ、がっぽり儲けたわww

神様ありがとう」

実はこの男、もとは就活をしていない大学生だったが、就活しないと行き先がブラックしかないのを知り、路頭に迷っていたところ、偶々目の前に宝クジ屋があったので、神頼みで5枚買ったところ、

一枚が4億円当たったのである

男は1億を為替につぎ込み

日々、3時間のみ為替をやると決めたようである

男「さてと、狐を連れていくかな」

狐(どこに連れて行くつもりだ？)

ブーン

男「ついた、降りるぞ」

狐(何だここは⁈犬の鳴き声がやまないじゃないか?!

さては、私を食うつもりなのか？)

ジタバタ

男「暴れるな！」ギロ

狐(無理か…_|-|O)

16 ： 名も無き被検体774号+：2013/02/06(水) 23:48:17.97 ID:85nhJ2NTO

狐の恩返し・な展開ww

17 ： 名も無き被検体774号+：2013/02/06(水) 23:54:44.87 ID:OKaAGGqcO

これ期待だなwww

何気に面白い(笑)

18 ： ◆lUykKY/81I ：2013/02/06(水) 23:55:04.31 ID:vXgX4CRi0

診察室

狐(私は喰われるのだろうか？)

狐(やはり人間とは信用ならん)

ギィー、バタン

獣医「おやおや、この子ですね

では早速診察しましょうか」

狐(何だこの人間は！

無礼者め！触るな！)

ウー

獣医「よおしよおし、大丈夫だよー」

狐(何だこいつ、男と違って威厳がない

気持ち悪い)

ウー

獣医「しかし、男さん

よく狐を一晩で懐かせましたね

驚異的ですよ

ムツゴロウもビックリです」

男「え？そうなんですか？

普通に言うこと聞いてくれましたよ」

獣医「まぁ、この子は大丈夫でしょう

無傷です」

男「それは良かった

そうそう、先生

こいつの食物って何ですか?」

獣医「基本は犬と変わりありません」

獣医「飼う気ですか?」

男「ええ、まぁ」

獣医「私はあまりお勧めしません

この子はまだ子狐ですが、

寄生虫を持っているかもしれません」

獣医「それでも飼う気ですか?」

男「え？そうなんですか？

法律引っかからないなら飼うと決めています」

狐(え？何だって?!)

獣医「そうですか、まぁこの子も懐いているようですしねぇ」

狐(いや、懐いてない！決して私は懐いてない！こいつが恐ろしいだけだ！)

獣医「虫下しだしときますね」

男「ありがとうございます」

獣医「では頑張ってください」

男「はい」

狐(ちょっと待てぇ！)

19 ： ◆lUykKY/81I ：2013/02/07(木) 00:06:55.99 ID:ORy/aMrO0

狐(何でだ！何でこうなるんだ！

兄弟いないし、親はいないしで

ある意味幸運だがこんなのは嫌だぞ！)

オカイケイ、2480エンデス

サイフサイフ

ア、カネネエワ

狐(何だ？男は何をしてるんだ？)

男「カード払いでいいですか?」

受付「大丈夫ですよ」

男「んじゃ、それで」

受付「お大事に～」

男「帰るか、とその前に、ドッグフード買っておくか

お前、ドッグフード食えるか？」

狐(何それ美味しいの？)

男「買っておくかぁ」

オカイケイ、700エンデス

ア、カードバライデ

アリガトウゴザイマシター

男「帰るか」

狐(ドッグフードって美味しいのか？)

ガチャ、バタン

狐(しまったぁ！食物に釣られたぁ！

無念)

男「お前の名前決めておかないとな」

ウーン

20 ： ◆lUykKY/81I [age]：2013/02/07(木) 00:14:40.71 ID:ORy/aMrO0

男「ついたぞ」

狐(うぅー何故だ、何故なんだ)

男「歩きたくないのか、仕方ないなぁ」

ダキ

狐(うわーん！)「ぎゃーん！」

男「うお？！何だこいつは？！

腹でも減ったのか？」

男「早く飯の用意をしないと」

アセアセ

ガラガラ

ドーン

男「ドッグフードだ、食えるか？」

狐(何だよこれクソまずい

吐いてやろww)

うぉえー

男「吐いた！

口に合わないのか！

仕方ない、俺の飯を分けてやるか」

21 ： ◆lUykKY/81I ：2013/02/07(木) 00:19:40.80 ID:ORy/aMrO0

狐(うまい！こんなうまいのがあったのか！)

ガツガツ

男「そんなに美味いのか

ならもっと食え！」

狐(うめぇwww)

男「俺も食うか」

30分後

男「うん、今日も腹八分！」

狐(食い過ぎたぁ

男って恐ろしすぎる)

男「そうだ、お前の名前考えたんだが、

クナイな！」

狐(クナイ？)

男「お前の名前はこれからクナイだ！

よろしくな！」

クナイ(何かよく分からんが、食いっぱぐれはないみたいだから、いいか)

27 ： ◆lUykKY/81I [age]：2013/02/07(木) 17:47:50.52 ID:ORy/aMrO0

14時

男は日課である瞑想をするために山に出かけることにした

男「ん？もうこんな時間か

そろそろやりに行くかな

でも、昨日みたいに遅くなりすぎないようにしよう」

クナイ（ん？あいつはどこに行くつもりだ？）

男「タイマー、タイマー」ｺﾞｿｺﾞｿ

「ねえじゃん・・・＿｜ー｜○」

男「仕方ない、目覚まし時計持っていくか」ﾊｧ

クナイ（どこに行くつもりだ？）「アーゥ」

男「何だ、お前も行きたいのか？」

クナイ（もちろんだ）ﾌﾘﾌﾘ

男（犬でもないくせに尻尾振ってやがる）ﾋﾞｯｸﾘ

男（そういえば、犬の祖先というか親戚って狐と狼だったよな・・・）ｶﾞｯﾃﾝ

クナイ（何をしている。行くんだろう？）「アァー」

男「んじゃ、行くか」

クナイ（そういえば、どこ行くんだっけ？）

32 ： ◆lUykKY/81I [age]：2013/02/07(木) 19:28:01.19 ID:ORy/aMrO0

クナイ(しかし、私は何処に連れていかれるのだろう)

クナイ(男のことだから、私をひどい目にはあわせることはないだろう)

クナイ(反面逃げ出したい気持ちはあるが、まず無理であろう)

クナイ(抵抗した時のみだが、奴のあの周りに漂うおぞましい気には勝てぬ)

クナイ(話したいが、何もできない

もどかしい)「ウゥー」

男「んどうした？」

男「そんなに山登りしたいのか」

男「とばすか」ブーン

ハッ

男(…こいつ山の狐じゃないか)

男(首輪つけておくか)

キィー

男「首輪首輪」

クナイ(何故止まる？そして何をしている？)「アウ？」

男「あった！・・・あれ？」

男「数珠じゃないか…」

男「まぁいいか。これつけてやろ」

スッ

クナイ(おい、何だその輪っかは？)

クナイ(そして何故私の首を掴む!?)

ジタバタ

男「暴れるな！！！」

クナイ(ヒィ！やっぱりおとなしくしとこう…)

男「よし！中々いい見栄えだ！」

クナイ(何かゴロゴロしてて、気持ち悪い)

「クゥーン」

男「安心しろ帰ったら、もっと良いやつ買ってやるから」

クナイ(その前に、こいつをはずそうよ男)

33 ： ◆lUykKY/81I ：2013/02/07(木) 19:40:20.49 ID:ORy/aMrO0

男はそのまま車を発車し、山へ向かった

山道へ入る頃

その先は男にとっては神聖な場所であり、

男とクナイは山の頂上の岩へと向かう

その岩は男にとって唯一、神と思しき存在の声が聞こえる場であった

道中

男「そういえば、今日運動してないし、

走るかな」

クナイ(え？何だって？走れないよ私)

男「さぁ、頂上目指して行くぞ～！」

タッタッタッタ

クナイ(首を引っ張るなぁ！苦しい！

逃げないから、もっとペース落とせ！)

「ハッハッハッハッハ」

男「何だ？お前山に住んでたくせに何で息きらしてるんだよ」

クナイ(私は生後4ヶ月だ！)

男「仕方ないな」

ダキ

クナイ(？！)

タッタッタッタ

クナイ(何をするのかと思ったが、中々

気持ちいいな)

クナイ(母を思い出す…)

クナイ(男…私はお前が最初は信用ならなかった)

クナイ(だがしかし、少しは頼っても良さそうだ)

男「あと、3kmくらいだ！」

タッタッタッタ

男はそのまま15分走り続けた

34 ： ◆lUykKY/81I ：2013/02/07(木) 19:49:16.41 ID:ORy/aMrO0

頂上につくまえ、喉を乾かしてしまった男は、川水を飲む

その山はちょっとした霊山であるがゆえに、水は常に清らかであった

男「ふぅ、この山の水はおいしいな」

クナイ(うーん、3日ぶりの山の水だ

美味い)

男「よし歩くか

紐は外してやろうな」

クナイ(ついでにこのゴロゴロしたものも外してくれ)

男「…何か声が聞こえたような気がしたが、空耳だよな…」

男「瞑想してないし聞こえるはずはない」

男「きっと空耳だ、うん」

クナイ(何か感じたが、この男なのか？)

クナイ(よくわからないな)

男「ここからは歩くか」

男「行くぞ」

クナイ(抱っこしてくれぬのか…)

男(逃げ出すと思っていたが、どうやら

本当に懐いたようだ)ビックリ

何とクナイは男について行ったのである

たかが数日で人に懐くなど

本来ならあり得ないことなのだ

39 ： ◆lUykKY/81I [age]：2013/02/07(木) 22:24:20.56 ID:ORy/aMrO0

男とクナイは頂上を目指して歩き始めた

そして、4分たった頃、頂上に到着

男「いつもより早くついたな」

男「しばらく休むか」

クナイ(頂上は初めてだ)

クナイ(成る程、この山はこんなにも大きいのか)

クナイ(あの岩に乗ってみよう)

スタスタ

男「ん？どうしたクナイ？…何で岩の上に登る」

クナイ(男の匂いが染みついている)

クンカクンカ

クナイ(相当長くここに座っていたな)

10分後

男「さて、休んだしやるか」

男「クナイ、どいてくれ」

クナイ(この私にどけというのか)

クナイ(断る。どうしてもというなら飯の種類を増やしてもらおうk・・・)

男「どかないのなら、だいてしまえホトトギス」

クナイ(?!)

男「さて、お前も瞑想するぞ」

男「膝の上に座れ

辛いなら寝てもいい」

クナイ(なんか居心地いいな)

男(…気に入ったのか)

男「スゥーハァー」

男「スゥーハァー」

ピタ

クナイ(ん？息が弱くなった？)

クナイ(男、どうした？)

ゴソゴソ

男「・・・」

クナイ(寝てしまったのか)

クナイ(仕方ない私も寝よう)

40 ： ◆lUykKY/81I [age]：2013/02/07(木) 22:40:23.62 ID:ORy/aMrO0

40分後

男の精神は完全に肉体から分離していた

男(ん？何か今日はやけに時間がかかったな)

男(でも、いつもより鮮明だ)

男(クナイが寝ている)

男(他の生き物に干渉できるのか？)

男(試してみるか)

男(鼻を触ってみよう)

ピト

クナイピクっ

男(ん？・・・偶然だよな…)

男(しっぽを掴んでみよう)

ガシッ

クナイ「なんだ?!」

男(うお?!喋った?!)

クナイ「何だ男か…?え？」

クナイ・男「(えぇ？！)」

クナイ「夢、だよね？」

男(俺は寝ていない)

クナイ「でも、ねてるじゃん!」

男(瞑想だ。お前には理解不能の世界だ)

クナイ「めいそう？」

男(そうだ、人間のみにしかできない)

男(だが、生き物に干渉できるとは・・・。)

グワン

男(何だ?!今の感じは?!)

クナイ「どうした？男！？」

男(やばい、あの時と一緒だ

早く戻らないと！)

クナイ「えぇ！？何！？」

男(戻る！)

パッ

男「ハァハァ」

クナイ「スウスウ」

男「クナイ起きろ

帰るぞ」

クナイ(うーん？ハッさっきのは夢か)

男「歩けるか」

クナイ(めんどくさい)フリフリ

男「そうか、めんどくさいか」

男「……」

クナイ(……)

男「え？」

クナイ(え？)

男・クナイ「(えぇ？！)」